うさぎの飼い方

本当にそのチモシーでいいの?うさぎの飼い方を考える

うさぎを飼っていて思うのですが、うさぎを飼う事は本当に難しい。

いくら本やネットで知識をつけても、結果、間違った飼育をしてしまった。って事はあるのではないでしょうか。

僕も間違った飼育をしてしまった事が何度もありました。

今回、僕が何度も失敗してしまった中の1つの失敗をご紹介します。

このブログを見た方が、僕と同じような失敗をしないよう参考にして頂ければ幸いです。

うさぎにとって良いチモシーとは

今はめちゃめちゃ元気なカミですが、去年、病気になってしまい、エサをほとんど食べない危ない時期がありました。エサを食べさせようと必死になって努力したのですが全く食べてくれず焦っていました。そこで違うメーカーのエサなら食べてくれるかもしれないと思い、近くのペットショップやネットで沢山の種類のチモシーやペレットを買いカミに与えました。

国産、アメリカ産、カナダ産、チモシーの1番狩り、2番狩り、3番狩り。

1つあげては食べてくれず、また違う種類のエサをあげても食べてくれず。もう諦めかけてた時に、カミが突然チモシーをムシャ、ムシャ食べだしたのです。それがこちらのチモシーです。

もう嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

病気もこのチモシーを食べてくれたおかげで少しずつ回復し、元気になりました。

それ以降、このチモシーを毎日のように与えるようになりました。

少し様子がおかしい

病気になる前は1番狩りチモシーしかあげていなかったのですが、よく食べるチモシーを知ってからは、1番狩りチモシーを2割、先ほど紹介した3番刈りチモシーを8割あげるようにしました。
その結果、チモシーをよく食べるようになり、まん丸とした大きなうんちをするようになりました。また量も増えました。
大きなうんちに沢山の量のうんち。飼い主としては嬉しい事です。

それから半年が経ち、カミがよくガムを嚙むような感じで口をむしゃむしゃするようになりました。
最初はヤンキーうさぎか!って思っていたのですが、頻繁にむしゃむしゃするようになったので、これはおかしいと思い口の観察をするようにしました。

するとエサを食べている時に違和感を感じました。

よ~く観察してみると、左側の歯でしか噛んでいない事に気づきました。(見分け方はチモシーを食べさせると分かり易いです。チモシーがどちらか一方に寄っています。)

すぐに病院に行き、歯の検査をしてもらったら奥歯が少し伸びてると言われました。(歯を切るまでではないですが)そこで今までの経緯を先生に話すと先生に「1番チモシーを食べなければ別ですが、とにかく1番狩りチモシーをたくさん与えて下さい」と言われました。

その後も先生と話をしたのですが、うさぎには1番狩りチモシーが体に1番いいみたいです。

それからカミに1番狩りチモシーだけ(3番狩りチモシーはおやつ程度)を与えたのですが食いつきがいまいち。

そこで牧草市場のスーパープレミアム1番狩りチモシーを買いあげてみました。すると食べる!食べる!びっくりです。もう、うちでは牧草市場のチモシーしか買いません!!!!(牧草市場のまわし物ではないのであしからず)

先の事を考えた飼育をする

何故このような失敗をしてしまったのか。

カミは小さい頃からうっ滞になりやすく、よくお腹を壊していました。その為、うっ滞にならないようチモシーをいっぱい食べさせ、大きなうんちをさせる事ばかり考えていました。

チモシーをたくさん食べていれば大丈夫。大きなうんちが出ていれば大丈夫。歯だってチモシーを食べているから問題ないだろう。こう考えていたのです。

しかしこの考え方が間違っていたのです。

うさぎは病気にかかりやすい動物です。

「いままでこの飼育方法で元気だったから」「うちのうさぎはこの病気にはならないだろう」と安心していると、僕のような失敗をしてしまいます。
こういった失敗を起こさない為にも、日頃からうさぎを観察し、定期的にえさや飼育環境の見直しをしなければいけないと思いました。

ところでうちのカミは

まだ歯が伸びているという事で、ペレットやおやつを少し減らし、チモシー中心の食事をしているカミ。
ペレットやおやつを減らしたばかりの頃は可愛い顔しておねだりをしてきていたのですが、最近は全く可愛い顔をしないし、おねだりもしません。
毎日怒っています。
当然こんなに怒っているうさぎさんがいたら家の空気が変わってきます。そして家族は焦り「自分だけはいい人だよ」とカミに思わせるよう努力するのです。
結果、カミが喜ぶペレットやおやつは家族が与え、僕はチモシーを与える係りになるのです。

縁の下の力持ち

好きなエサを与えてくれる家族にはいい顔をするカミですが、僕に対してはあまりいい顔をしてくれないのです。いやむしろ避けているのです。
当然です。家族はカミに大好きなペレットやおやつを与え、僕はチモシーしか与える事を許されないからです。最悪です。😢😢😢
だけど、人間にもうさぎにも心はある。気持ちを込めて伝えればきっとカミも事情を理解し、前のように俺を好きになってくれるはずなのです!
そして僕はチモシーを与える時にカミに伝えました。
「君のペレットやおやつは僕が稼いだお金で買ったものだよ。そして君のいま座っているマットも僕の稼いだお金で買ったものだよ」
なんともイヤらしい言い方をしてしまいましたが、こういう時はストレートに言った方が相手に伝わります。
きっとカミも事情を理解し、前のようにいい笑顔を僕に見せてくれるはずです。

それから数日後。

おかしなことに、さらに不機嫌になったカミ。

カミ
カミ
もうご主人様には用はありません。お引き取り下さい

追伸。うさぎにとって理由や事情などどうでもいいのです。目の前の出来事がすべてなのです。
うさぎに愛されたければ、うさぎに分かる愛し方を😢