よくスポーツ選手が試合に負けて、「僕は負けて強くなりますから」と言ってる人がいるけれど、僕はこの言葉に共感できない。

確かに、負けて自分の弱点に気づき、改善すれば強くなれるとは思う。負けによって得る事は多い。

しかし、負ける事は今まで努力してきた事が間違っていた、もしくは努力が足りなかった事で、本気の人ほど自信をなくす。

何故か?

絶対に勝つために、毎日、毎日死にものぐるいで汗を流し、考え、誰にも負けない努力を自分に課し、限界まで追い込む日々を過ごしてきたからだ。

そんな限界の努力をしてきた人が試合に負けてすぐに「僕は負けて強くなりますから」と簡単に言えるだろうか?

自分に限界の努力を課していない人であれば、その言葉に共感できる。しかし、一流を目指している人がそれを言ってしまうと、たいした努力をしていないのではないかと思ってしまう。

本当に努力してきた人は、勝つためにあらゆる想定をして限界まで努力する。こんな限界まで努力してきた人が負けたなら、自信をなくしてしまうのが当然ではないだろうか?

負けた後、今までよりもっと、もっとハードな努力はできるのかと自問自答を繰り返すのではないだろうか?

僕は思う。

負けてすぐに「負けて強くなります。」と言う人に強くなる人などいないと。

そして本当に強くなれる人は負けた事で自信をなくし、それでも悩んで這い上がってきた人こそが強くなれると僕は思います。