「あ・どうもどうも。最近落ち込みぎみのカメです」

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「あ・違った!違った!カミです」

換毛期で毛が抜けて、背中がカメの甲羅みたいになっているから、カメと言い間違えたみたいだ。(病んでる)

カミは自分の事をイケメンだと思っている。

ふっくらとした顔にパッチリとした目。まん丸な顔にスラッとした耳。

うさモデルのカミだぜ!

て自分では思っている。ナルシストうさぎだ。

ナルシストうさぎは毎日の顔の手入れと体の手入れを入念にする。

ナルシストだから当たり前だ。

人間と同じでモテたいのだ。

そんな毎日手入れをしているカミだが、手入れをしても無意味になってしまう時期がある。

換毛期だ。

いくら顔の手入れをしても、毛が抜けてしまい不細工になる。

更に、ご主人様からもブラッシングをされ、取り返しのつかない顔になってしまう。

換毛期は不細工な顔になってしまうので、カミは落ち込むのだ。

「カミ!ブラッシングするよ」

シャッー、シャッー、シャッー

毛が舞い散りボコボコ顔になるカミ。

シャッー、シャッー、シャッー

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「ご主人様、ひどいです。何故こんな醜い顔にするのですか?」

「いや~、カミがたくさん毛を飲み込んでしまったら病気になってしまうだろ。それにブラッシングしないと部屋中毛だらけになってしまうからブラッシングをするんだよ」

納得していないカミ。

「僕を不細工にしようと思ってブラッシングしてるんじゃないですか?」

えー!!(゜ロ゜ノ)ノこんな事を言うとは

さすがナルシストだ。

「違うよ。カミの健康の事を考えてブラッシングしているんだよ。なんか不満?」

「かお・・」

カミは小さな声で答えた。

「顔!?お前うさぎなんだから別に外見とかどうでもよくねぇ?」

「でたー。うさハラ。

ご主人様、動物は外見を気にしないとでも思っているのですか?バカですか?アホですか?」

俺はカミの怒り顔にビビってしまい言葉を無くした。

怒りの収まらないカミは、無言の俺に追い討ちを掛けるように怒鳴ってきた。

「漫画とかにも出てくる孔雀君しっていますよね。孔雀君は好みの女の子がいたら、羽を大きく広げてカッコつけるんですよ。俺イケてるやろー!って。外見めちゃめちゃ気にしてアピールするんですよ。人間だけがカッコつけると思ったら大間違いですよ!」

言ってる事は解るけど、カミは孔雀ではない。うさぎだよなぁ~と思っていると

その納得していない俺の顔を見たカミはまた怒鳴ってきた。

「カメレオン君しってる?舌をぴゅ~んと伸ばして獲物をとるカメちゃん。カメちゃんって言ってもこっちの亀じゃないよ。(面白い事言ったと満面の笑みを浮かべるカミ)

カメちゃんは、めちゃめちゃオシャレで爬虫類界のアルマーニって言われてて、好みの女の子がいたら体の色は変えるし、ダンスはするしで、小林幸子EXILE混ぜた感じで、見たらびっくりするよ!」

と熱く語ってケージに戻って行った。

なんだかよく分からなかったけど、いつも自分で髪を切ってる俺は美容院に行きたくなった。