俺はゴールデンウイーク前、このだらしない体を引き締める為にゴールデンウイーク中は必ず走ると決めていた。
しかし、連日の猛暑と日々の疲れで走りたくない。やる気がでない。
休日の早起きしないでゆっくりと寝れる幸せと、ダラダラと過ごす時間が幸せで、ゴールデンウイーク1回も走ることはなく最終日を迎えた。
前日と変わらず今日も走ることなくゆっくり休んでいたら、枕元の上でカミが語り掛けてきた。
「おい。おまえ1回も走っていないな」
俺「あ・あ。走ろうとは思っていたのですが、日々の疲れが出てしまったので、休んでしまいました」
何故か敬語で答えてしまった。
「また、言い訳か・・・」
俺「やっぱり休み中はしっかり疲れをとって、明日からの仕事に備えたほうがいいですよねカミさん!?」
またまた敬語で答えてしまった。( ;∀;)
「べつにいいんじゃない。お前がよければ。走らなかったことを知ってるの俺しかいないし・・・・」
と見下した感じで言ってきた。
そしてすぐにでも
「この腰ぬけが!ボケが!」
って、言いたそうだったけどカミは何も言わず毛繕いを始めた。
なんか嫌な空気が流れる中、このままではまずいと感じた。
カミは生意気でバカなうさぎだけど、記憶力だけはめちゃくちゃいい。1回嫌なことをされると半年は確実に覚えてるうさぎだ。
今日の俺の無様な姿はきっと覚えているだろう。
このままだとカミは一生俺のことをバカにする。このままではマズい。
どうしよう。o(T△T=T△T)o
その時カミがピカッと光った!
ものすごく小さな声で言ってきた。
本当にイヤらしいうさぎだ。
すぐにパパイヤをカミにあげた。
満足そうな顔してむしゃむしゃとパパイヤを食べはじめるカミ。
食べ終えた後、カミがこっちを向いて
完全にマウンティングしている。
しかも、かなりの上から目線。
これから俺は、カミとどう付き合って行けばいいのだろうか。
いつまでマウンティングとられるのだろうか。
頼む( TДT)ゴールデンウィークのことは早く忘れてくれ。
そしていつもの可愛い、可愛いうさぎさんに戻ってくれ。