うさぎの飼い方

うさぎの栄養性疾患とは?食事で与えてよい野菜と果物

うさぎのエサは、何をどれくらいあげれば良いのか気になりますよね。

エサの与え方によっては、栄養性疾患にかかってしまうこともあるかもしれません。

それに与えてはいけない物をあげてしまうと、最悪の場合、命を落とすこともあるんです。

 

うさぎの栄養性疾患とは?

栄養価が低く安いペレットを選んでしまう

 

必ずしも安いペレットが悪いとは限りません。

でも栄養価が高く、うさぎの年齢に合わせた構成のペレットをあげると安心です。

うさぎは基本的に何でも食べてしまいますので、飼い主が管理するしか方法はありませんね。

 

欠乏症や過剰症になることもある

 

うさぎは人間とは違った栄養を必要としています。

そのため人間の感覚で与えてしまうと、思わぬ病気になってしまうことがあります。

うさぎには食べ過ぎると病気になる食べ物や、絶対に食べてはいけない食べ物などもあるのです。

 

そして足りない栄養は、うさぎ用のサプリメントで補給することもできます。

ただ人間と同じで、サプリで過剰症になることもあり注意が必要です。

 

うさぎの牧草とペレット

牧草はたくさん与えるがある程度は管理する

 

うさぎの牧草は、基本的にいつでも食べられるような状態にしておくと良いでしょう。

厳密に言うと、「ペレット」「牧草」「野菜」「果物」など、すべてのエサを合わせた重さが決まっています。

でも牧草に関してはいつでも食べられた方が良いと思います。

 

うさぎの牧草には「チモシー」と「アルファルファ」があります。

他にもありますが、基本的にはこの2種類でしょう。

アルファルファは栄養価が高く、子うさぎの成長にも良いと言われています。

 

でもカルシウムが多く、あまり食べ過ぎると尿結石になる可能性があります。

その点チモシーはほとんど心配はなく、いくらでも食べて良いという人もいます。

チモシーにも1番刈り、2番刈り、3番刈りなどがあり、圧縮方法も異なります。

ペレットは栄養価の高いものを選ぶ

 

うさぎのペレットはさまざまな種類があります。

その中でも、なるべく栄養価の高いものをあげるようにしましょう。

うさぎの年齢によって必要な栄養が変わってきますので、少しずつ変えていく必要があります。

 

またうさぎのペレットは1日あたり、体重に対して3~5%くらいが目安となります。

1日何度かに分けて与えるのが良いでしょう。

朝晩の2回、もしくは3回くらいに分けて少量ずつ与えるのがおすすめです。

 

うさぎに与えてよい野菜

水分の多い「セロリ」

 

うさぎに与えてよい野菜は、セロリです。

セロリに栄養価はほとんどありませんが、水分量が多いので体調が良くない時の水分補給に適しています。

 

うさぎは水分を摂りすぎると下痢になりますが、少ないとウンチがつまって「うっ滞」になる恐れがあります。

適度に与えると良いでしょう。
その他にも、ニンジン、キャベツ、サラダ菜などもありますが、やはりあげ過ぎには注意です。

 

栄養豊富な「ブロッコリー」

 

うさぎに与えてよい野菜は、ブロッコリーです。

緑黄色野菜で栄養価が高く、免疫力を高めるはたらきがあります。

ただし食べ過ぎるとカルシウムを摂取しすぎてしまうため、与え過ぎには注意しましょう。

目安は1房です。(小さい塊1個分)

うさぎに与えてはいけない物

 

うさぎに与えてはいけない物はたくさんあります。

人間のお菓子などはもってのほかです。

また野菜ではネギ類、イモ類、アボカド、ニラ、ニンニク、ナッツ類、トマト、根菜類、ピーマン、チンゲン菜、白菜、トウモロコシなどです。

 

基本的にうさぎに与えてよい野菜や果物でも、あげ過ぎると良くないので量に注意が必要です。

 

うさぎに与えてよい果物

うさぎに与えても安心の「リンゴ」

 

うさぎに与えてよい果物は、リンゴです。

リンゴは食感もサクサクとして、うさぎが楽しみながら食べることができます。

果物は糖分が気になるので、うさぎに与えるなら少量にしましょう。

 

病気などで食欲のない時には「バナナ」

 

うさぎに与えてよい果物は、バナナです。

とくに病気や体調不良でエサを食べられない時には、とても適しています。

栄養価が高く、免疫力を高めてくれるでしょう。

ただし糖分が非常に多いので、2センチ程度が限度でしょう。

 

うさぎのエサはしっかりと管理しよう

 

うさぎのエサは、飼い主がしっかりと管理してあげなくてはいけません。

うさぎはあればあるだけ食べてしまいますし、自分で量を管理することはできないのです。

また食べて良いものと、食べてはいけないものの区別がつきません。

だから尚更、飼い主の管理が必要なのですね。