うさぎ病気

うさぎの歯ぎしりって病気なの?伸びすぎた歯と不正咬合を知ろう

うさぎの歯は伸びます。

つねに伸びているんです。

だから歯が伸びすぎてしまうこともあるんですね。

 

それは良くない状態なので、病院へ行く必要があります。

ではうさぎの歯ぎしりと不正咬合についてご紹介していきます。

 

うさぎが歯ぎしりをする理由

嬉しいorリラックスしている

 

うさぎの歯ぎしりって聞いたことありますか?

初めはちょっとビックリするかもしれませんね。

 

でもうさぎの歯ぎしりは、嬉しい時やリラックスしている時にもするんです。

飼い主さんに頭を撫でられているときに、半分ウトウトしながら歯ぎしりすることもありますよ。

カミ
カミ
気持ちいい~❤ もっと撫でて!

 

お腹が痛いなど体調が悪い

 

うさぎは基本的に鳴かないので、体調不良がある時に歯ぎしりする場合もあります。

何か不快な症状があって、その表現として歯ぎしりをすることもあります。

 

その場合には「カチカチ」ではなく「ギリギリ」などという強い歯ぎしりをします。

ストレスがかかっていたり、体調不良の歯ぎしりには注意しておきましょう。

 

歯が伸びている

 

うさぎの歯は、日々伸びています。

食生活などの原因によって、歯が削れずに伸びてしまうことがあります。

 

普通はチモシーを食べたり、木をかじったりして削れていくのですが、歯が伸びてしまっていると歯ぎしりをすることがあります。

 

うさぎの歯が伸びすぎると大変!

上の歯が前に出ているのが正常

 

うさぎの口を軽く開けて見てみると、上の歯が前に出ているのがわかります。

これが正常なうさぎの歯の状態です。

たまにチェックして、うさぎの歯の健康を保ってあげましょう。

下の歯が出ると伸びてしまう

 

うさぎの歯が伸びてしまうのは、下の歯が前に出てしまうことが原因です。

うまくエサが食べられなくなり、どんどん歯が伸びてしまうのです。

そうなったらもう病院へ行くしかありません。

適切な処置で歯を切ってもらいましょう。

「最近あまりエサの食いつきが良くないな」と感じたら、うさぎの歯のチェックをしてみましょう。

 

細菌から歯周病になることもある

 

うさぎの歯が伸びすぎてしまうと、普通なら対処できるのに、歯茎に食べカスが詰まってしまうこともあります。

それが原因で細菌が繁殖して、歯周病になってしまうこともあるんです。

うさぎが歯周病になるなんて信じられないかもしれませんが、うさぎにとって歯はとても重要です。

 

うさぎの不正咬合って何?

ケージの噛みすぎなどで歯の噛み合わせがズレる

 

うさぎをケージで飼っている場合には、外に出たくてケージを噛むことがありますよね。

それが原因でうさぎの歯の噛み合わせがズレることがあります。

その噛み合わせがズレることを不正咬合と言います。

 

よだれや涙が出ていると要注意

 

うさぎが不正咬合を起こしている場合には、顎の辺りがよだれで濡れていることが多いです。

またうさぎの歯と目はすぐ隣にあるため、涙が出ている場合もあります。

いつもと様子が違うときには、歯の噛み合わせをチェックしてみてください。

不正咬合や歯の伸びすぎは病院で切る

 

うさぎの歯が伸びすぎてしまったり、不正咬合になっている場合には、病院で歯を切ることが必要です。

「可愛いうさぎの歯を切るなんて、コワイ!」と思うかもしれませんが、そのまま放置すると、エサを食べられなくなり死んでしまうこともあります。

早めに病院へ連れて行ってあげましょう。

 

ただし歯の伸びすぎが原因で、うさぎの体調が良くない場合には、麻酔などをすることが危険な場合もあります。

日頃からうさぎの状態をよくチェックして、早めにうさぎの異変に気づいて病院へ連れて行くことが何よりも大切です。

 

うさぎの歯を守るには食生活を改善して予防しよう

 

うさぎの歯を健康に保つためには、歯が伸びすぎないように食生活を改善することが大切です。

もともと硬いものも食べられるうさぎですから、柔らかいものばかり食べさせるのは良くありません。

 

うさぎの歯を守るためにも、たまには木をかじらせたり、チモシーの硬い部分などを食べさせる必要があります。

うさぎによってチモシーの好みがありますが、牧草市場のチモシーは食いつきが良いのでオススメです。
チモシーをあまり食べないときは、チモシーを変えることで食いつきが良くなることもありますよ。
歯だけでなく、うさぎはチモシーを食べないと不調を起こすので気をつけてくださいね。

おやつばかりあげて、可愛いうさぎを甘やかせるのは、結果的にうさぎのためにならないと頭に入れておきましょうね。