うさぎの行動や仕草を見ていれば、うさぎがどんな気持ちなのか手に取るようにわかります。
最近ではカミと、アイコンタクトがとれるようになってきました(笑)
元気なときと体調が悪いときでは、目の輝きが違います。
小さな異変も見逃さないために、うさぎの気持ちに敏感になりましょう。
①ブッブッと言って腕にまとわりつく
オスのうさぎが発情期に見せる行動です。
ブッブッっと低い声を出して、腕などにまとわりついてきます。
この時のカミのしつこさと言ったら、尋常じゃありません。
②飼い主の周りをグルグル回り、鼻でツンツンする
うさぎが飼い主の周りをグルグルと回るときは、何かを訴えていることが多いです。
回っているついでに、鼻でツンツンつついてくることもあります。
この場合のうさぎの気持ちは、「遊んでほしい」「エサがほしい」「好きでたまらない」のどれかでしょう。
ワタシの周りもグルグル回りますよ。
エサを要求しているのだとしても、何だか嬉しい気持ちになりますよね。
③人間の顔の高さくらいまで垂直ジャンプ
ここまで高く垂直ジャンプをするのは、「恐怖を感じている」か「警戒している」のどちらかであることが多いです。
とくに慣れていない屋外で見せることが多いでしょう。
家の中で走り回ったり、そのついでに「ひねりジャンプ」などをする場合には、かなりゴキゲンな証拠です。
楽しくて仕方ないのです。
遊ばせてあげましょう。
④目がトロ~ンとして口をモグモグ、歯をカチカチ
うさぎの頭を撫でているときなど、目がトロ~ンとして口をモグモグ、歯をカチカチするのは、安心して半分寝ています。
そのままリラックスさせてあげましょう。
頭をグィっと持ち上げたら、「もう撫でなくていい」のサインです。
でも何かの音に反応しただけの場合もありますから、そのすぐ後にまた撫でてもらいたい場合もあります。
手をうさぎの顔の付近に近づけた時、うさぎが自ら顎を床につける行動をとれば「もっと撫でてほしい」と思っています。
⑤体に力が入る・ンーと言って「足ダン」する
うさぎが高めの声で「ンーッ」と言っている時は、何かを不快に感じているサインです。
そのすぐ後に「足ダン」をすることも多いでしょう。
また声は出なくても、体に力が入っていたり、目を見開いて頭を上げてから「足ダン」することもあります。
この場合は、人間には聞こえない音でも不快に感じていることもあります。
また何かに対して怒っていることもあるでしょう。
さらに何かの危険や要求を飼い主に知らせようとしている場合もあります。
⑥耳がピンと立って首を伸ばす
うさぎの耳がピンと立って口を伸ばしているときは、物音に警戒しています。
目を見開いて、顔が小刻みに震えている場合もあります。
うさぎが怯えていますので、撫でるなどして安心させてあげましょう。
ただ、うさぎが警戒しているときは、噛まれる場合もありますので気をつけてください。
場合によっては、ガチ噛みのときもあります。
⑦顎をこすりつけてマーキング
うさぎが顎をこすりつける仕草は、マーキングと呼ばれる行動です。
自分の物だとアピールするときの行動です。
縄張り意識の一種ですね。
物に顎をこすりつける場合もあれば、飼い主の手などに顎をこすりつける場合もあります。
飼い主にするときは、「あなたを信頼しています」という証しでもあるでしょう。
ただ単に「エサが欲しくて媚びを売っている」場合もあります。
意外と計算高いんですよね。うさぎさんって。
⑧布団などをホリホリする
うさぎが一心不乱に布団をホリホリするときがあります。
これはストレス解消のためか、怒りを表現している場合もあります。
たとえば飼い主が無理やり抱っこして、うさぎのご機嫌が悪くなった時などの行動です。
どんなになだめようとしても、なかなか落ち着いてくれません。
カミの場合は、無理やり抱っこしたり、いけないことをして捕まえた後などによくします。
やさしく言い聞かせているつもりですが、「捕まる」ということ自体がストレスになることもあります。
早めに解放してあげてくださいね。
⑨前足で顔をはげしく洗う
うさぎが顔を洗っている姿は、本当に可愛いですよね。
カミはネザーランドドワーフなので、まるでピーターラビットのようです。
でもやけに激しく顔を洗っている時はありませんか?
この場合には、ストレスを感じていることが多いんです。
カミはブラッシングが大嫌いなのですが、ブラッシング中によく顔を洗います。
きっとこの時カミは「もういい加減にしてくれ!ストレスがたまる」と思っていることでしょう。
⑩口でくわえて放り投げる
うさぎが物をくわえて、放り投げる仕草は、何かを訴えている場合が多いです。
放り投げた物が邪魔だと思っているのです。
我が家では、カミが夫のメガネを良く放り投げます。
「これ邪魔だなぁ」と思っているのでしょうが、ワタシには「コノヤロー!いつも僕のことを捕まえやがって」と言っているように感じます。
⑪木などを普段よりかじる
うさぎは基本的に何でもかじります。
かじるだけなら良いのですが、少しずつ食べていることも多いのです。
食べても問題のない木の種類なら良いのですが、毛布やスポンジなどをかじらないように注意してください。
普段よりも木をかじるようなら、歯が伸びているのを調整しているのかもしれません。
うさぎの歯は伸び続けますので、伸びすぎないように自分で調整していることもあるのです。
頭が良いですね、さすがうさぎさん。
うさぎの行動には感情が表れていますよ
うさぎは意外にも、感情を豊かに表現しているんです。
体調が悪いことは隠す傾向にありますが、うさぎの気持ちは素直に表現します。
飼い主さんとのコミュニケーションとして表現している場合もありますので、ちゃんと気づいてあげてくださいね。
うさぎに寂しい思いをさせないのが、飼い主の役目です。
うさぎは寂しくても死にませんが、ストレスはたまります。
ストレスで死ぬことはありますので、気をつけましょうね。