タッタ、タッタ。ピョ~ン。
今日も自由でご機嫌なカミ。
部屋中を走り回り、お腹が空いたら俺の顔をホリホリしてエサをおねだり。エサをあげないと分かったら速攻で寝る。 本当に自由で愉快なうさぎだ。
お~自由に楽しく生きろ!
俺はお前に大草原を走らせてあげる事は出来ないけど、この狭い6帖の部屋ならいつでも走らせてあげる事はできる。思うがままに走ればいい。そして将来、俺の家族で良かったと心から思ってくれればそれだけでいい!走れカミ!そして俺の事を好きになれ!!
と思いながらカミが走っている姿を見ていた。
カミが走るのを止め、暇そうにしていたのでカミを呼んでみた。
「カミ!おいで!」
全く動かないカミ。
もう1度呼んでみた。
「お~い、カミおいで!」
耳は立ったが、全く動かない。
更にもう1度呼んでみた。
「おい、お~い~!カミおいで~!」
今度はせっかく立てた耳をふせた。
こんな俺とカミとのやり取りを見ていた家族が俺に言った。
「あんたカミに愛されていないね。可哀そう」
はぁ ???
これのどこが愛されていないというのだ?
そりゃ、カミを呼んで全力疾走で「ご主人様~来たよ~!」といった感じで、俺の所へ来てくれたなら、端から見れば「ご主人様の事が本当に好きなのね、カミちゃんは」って思うだろうけど・・・・・毎回、毎回、喜んで来るうさぎっておかしくない?
うさぎだって10回呼ばれたら3回ぐらいはダリ~なって思うんじゃない?無理してるんじゃない?
もし毎回、本当に喜んでるのなら、相当な寂しがり屋さんか、他に狙いがあるはず。例えばエサをもらえるとか。
そうでしょ!絶対そうでしょ!
て事で、俺が呼んでもほとんど来ないカミは、何からも縛られず活き活きとした暮らしをしているのです。そしてきっと!理解あるご主人様大好きだよ!自由万歳!と思っているはずなのです。
社畜でさんざん会社にコキ使われている俺からしたら天国のような生活です。
て事で、また暇になったのでカミを呼んでみた。
「カミ~おいで!」
こんな態度をとるカミ。俺はカミに愛されているのかな?゜゜(´O`)°゜