カミが病気になってから1つだけカミとは絶対にやらない掟を破った。
それは何かと言うとカクカクの相手だ。
当然の事だが、今までやらなかった理由は俺が男だからだ。
うさぎが相手とはいえ、カクカクをされると嫌な気分になるし、いくら発情してるからとはいえ、カミにも男を襲うホモうさぎになって欲しくなかったから今までやらせなかった。
が、しかし闘病中でふらふらして元気のないカミが懸命に俺の目を見てアピールしてくる。
カミがいつどうにかなってもおかしくないこの闘病生活の中で、俺はカミのカクカクを断り続けて後悔しないかと自分に問いただす。
久しぶりに見るカミのキラキラした目。前足をパタパタさせるカミのおねだりポーズ。いったい俺はどう応えてあげるのが俺にとってもカミにとってもいいのか考える。
考えてる中で、カクカクはすごく体力を消耗するし、不整脈のカミの心臓に悪いはず!と決断し、腕に絡みついてきたカミを払いのける。
バッタ~ン!
とカミが倒れた。
元気な時のカミであれば、払いのけてもうまく着地し、また腕に絡みついてくるのに…倒れた。
俺も払いのける時に感じたカミの腕に絡みつく力のなさ。
なんて事をしてしまったんだ!
俺は覚悟を決めた。
カミの為なら俺はホモにだってなる!(*`Д´)ノ!!!
そして優しく俺の腕をカミに差し出す。
ガッバァ。
カミが俺の腕に絡みつきカクカクする。
俺が複雑な気分になっている中で、カミは夢中になってカクカクする。行為の最中にカミと目が合う。
俺は目をそらしたかったけど、久しぶりに見るカミのキラキラとした目。俺はしっかりとカミを見た。
力強い顔で幸せな顔のカミ。
それを見て俺は確信した。
俺は間違った事をしていないと。
それから行為が終わりカミを見ると、案の定、はぁ、はぁして疲れていた。(。・´_`・。)、
急いでアイスノンを持ってきてカミの頭に。
気持ちいい~。(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪ヽ(*´▽)ノ♪
俺は今回の掟を破った事で俺は確実に成長した。
自分のしょうもない掟など破ってしまえ!
そしてカミの為に成長し続けろ!
無茶苦茶な事は慎むべきだけど…。
たとえ、世界中の誰もがカミの敵になったとしても俺はカミを守り続ける!
そんな覚悟を決意しながら、うさぎを飼う全ての飼い主がこんな事を思って、うさぎを大事に飼ってくれていたら嬉しいな~(^o^)と思った。