今日は勤労感謝の日。
働いているお父さん、お母さんに感謝する日。
カミはきっと、いつも仕事を頑張っている俺に感謝してくれるだろうなぁ~。
カミ~。

「お主は何も解っちゃいないな。勤労感謝の日とは、もともとは天皇行事の新嘗祭(にいなめさい)が由来で、その年の農作物の恵みに感謝する(収穫祭)ことをさしているんだよ。」
カミ~なんか言った~?
「あのバカ主人は無視して。最近のご主人様は感謝の気持ちがないように感じる。当たり前のようにご飯を食べ、当たり前のようにテレビを見ている。そのくせ日本は最悪だの、こんな国じゃ幸せになれないなど文句ばかり言っている。
ご主人様はきっと、欲望が満たされ過ぎているんだろうな。
貧しい国の人がご主人様と同じ暮らしをしたら、どう思うだろう。
ご飯を毎日食べることさえできない人は、きっと食べられるだけで感謝するだろう。他の事でもきっと同じだ。
欲望を満たされていない人であればあるほど感謝するだろう。
しかしご主人様のように、ご飯を当たり前に食べられる人は感謝する気持ちになれないのだ。
だから感謝した時にこみ上げてくる幸せを感じる事ができず、いつも心が満たされないのだろう。
だから僕はご飯を出されたら感謝する。

「今日もおいしいご飯に、おいしいおやつを頂き、本当にありがとうございます。
感謝!感謝!」
「カミ~!今日、ご主人様の為に何かしてくれんの~\(^_^)/」