俺が布団の中に入っていると、布団の隙間からこそこそとカミが俺の布団に入ってくる。
寒いのかな?
普段は暴れん坊のカミだけど、この時ばかりは静かに俺に甘えてくる。
カミの体と俺の手が触れ、カミの高い体温が気持ちいい。
しばらくすると、カミが俺の手にツンツンして、頭を撫でて!とせがんでくる。
生意気な奴だなと思いながらも頭を撫でる。
頭を撫でる最中に、カミの手と俺の人差し指で手をつなぐ。
カミは撫でられて、気持ちよくなったのか、眠りにつく。
その顔を見て、つられるように眠る俺。
数十分して目が覚める。
それに驚いてカミも起きる。
カミと目が合う。
「よく寝たね!ご主人様」
「カミもよく寝てたよ」
こんなカミといる、平凡な日々が幸せだ。