うさぎを癒す方法とは?毎日できることを飼い主目線で紹介
「うちの子、なんだかストレスが溜まっていそう」
「もっとリラックスして過ごしてほしい」
うさぎと暮らしていると、そんなふうに感じる瞬間があるのではないでしょうか。
うさぎを癒してあげる方法は、実は特別なものではありません。優しく撫でる、快適な温度を保つ、安心して休める場所を用意するなど、どれも今日から始められる、毎日の暮らしの中でできることばかりです。
ただし、どのうさぎにも同じように効く「万能な正解」があるわけではありません。撫でられるのが好きな子もいれば、のんびり一人で過ごす時間を好む子もいます。
この記事では、私がカミと暮らす中で実際に試してきたことをもとに、うさぎが心地よく過ごすために飼い主ができることを、具体的にご紹介します。「うちの子にも試せそうかな」という視点で、読み進めてもらえたら嬉しいです。
うさぎを癒すなら、まずは安心できる環境をつくる
うさぎを癒してあげたいと思ったら、まず大切なのが、安心して過ごせる環境です。
人間でも、落ち着かない場所ではゆっくり休めませんよね。うさぎも同じです。どんなに優しく撫でてあげても、環境そのものが落ち着かなければ、うさぎの緊張はほぐれません。
見直したいポイントは、主に3つです。
① 音
テレビの近くや、人の出入りが多い玄関そばなど、大きな音や物音が頻繁にする場所は避けましょう。うさぎは物音に敏感な動物です。できるだけ静かで、生活音が響きにくい場所にケージを置くだけでも、落ち着きやすさが変わります。
② 温度
うさぎが快適に過ごせる室温の目安は、だいたい18〜24℃程度です。夏はエアコンで室温を保ち、冬は暖房や毛布などで冷えすぎないようにしましょう。暑すぎても寒すぎても、うさぎは体調を崩しやすくなります。
③ 隠れられる場所
ケージの中に、体をすっぽり隠せるハウスや箱を置いてあげましょう。うさぎは本来、外敵から身を隠す習性を持つ動物です。「いつでも隠れられる場所がある」というだけで、安心感がぐっと増します。
この3つを見直すだけでも、うさぎが普段の生活の中で感じる緊張は、かなり減らせるはずです。環境が整ったら、次は飼い主が直接できるスキンシップについてお伝えします。
うさぎが喜ぶなら、たくさん撫でてあげる
うさぎを癒す方法として、まず思い浮かぶのが「撫でること」ではないでしょうか。
うさぎが撫でられるのを好きな子なら、頭や背中などをやさしく撫でてあげましょう。カミも頭を撫でると、気持ちよさそうに頭を低くすることがあります。そんな姿を見ていると、「そんなに気持ちいいの?」と、こちらまで嬉しくなります。
ただし、すべてのうさぎ撫でられるのが好きとは限りません。近づいてきたから撫でようとしたら逃げてしまうこともあります。そんなときは無理に触らず、その子が撫でてほしそうにしているタイミングで撫でてあげましょう。
大切なことは「撫でてあげること」ではなく、「うさぎが気持ちよさそうにしていること」がポイントです。
うさぎと一緒に遊んであげる
うさぎを癒してあげたいなら、一緒に遊ぶ時間をつくるのもおすすめです。
うさぎは好奇心が強く、部屋の中を歩き回ったり、匂いを嗅いだり、物を調べたりすることがあります。そんなときは、飼い主も一緒になって遊んであげましょう。例えば、うさぎが好きなおもちゃを使って遊んだり、トンネルを用意したり、部屋の中を自由に探索できるようにしたり。
「今日は何をして遊ぼうか?」と考える時間も、うさぎとの大切なコミュニケーションになります。
ただし、ここでも大切なのは、飼い主が遊ばせたい遊びを押しつけないことです。
高いおもちゃなら、うさぎは喜ぶ?
うさぎのおもちゃには、さまざまな種類があります。わらでできたボール。かじり木。トンネル。知育系のおもちゃ。
飼い主としては、「これなら喜んでくれるかな?」と期待して買いますよね。ところが、うさぎはなかなか思いどおりになりません。カミも、せっかく買ったおもちゃには興味を示さないのに、なぜか僕のスリッパを気にすることがありました。
「そっちじゃないだろ!」と思うのですが、本人にとってはスリッパのほうが魅力的だったのでしょう。
うさぎのおもちゃは、値段や種類だけで選ぶのではなく、その子が実際に興味を示すものを探してあげることが大切です。
せっかく買ったのに遊んでくれなくても、がっかりする必要はありません。「この子はこういうものが好きなんだ」と知ることができれば、それも次のおもちゃ選びにつながります。
音楽を聴かせてあげるのもいいかもしれない
僕は以前、カミに音楽を聴かせることもありました。クラシックや、オルゴールのようなゆったりした音楽です。
音楽を流していると、カミがゴロンと横になって、そのまま気持ちよさそうにしていることがありました。それを見ると、「音楽を聴いてリラックスしているのかな?」と思ったものです。
もちろん、カミが本当に音楽を楽しんでいたのか、僕には分かりません。でも、音楽を流している間に静かに横になっている姿を見ると、少なくとも僕にとっては「この時間もカミの癒しになっているのかな」と感じられました。
もし音楽を流すのであれば、うさぎが嫌がっていないかを確認しながら、静かな音量で試してみるといいでしょう。音楽を聴かせること自体が目的なのではなく、うさぎが落ち着いて過ごせる時間をつくってあげることが目的です。
うさぎが好きなことを見つけてあげる
撫でること、遊ぶこと、おもちゃ、音楽——ここまでいくつかの方法を紹介してきましたが、うさぎを癒してあげるために、僕が一番大切だと思っているのは、「その子が何をすると喜ぶのかを見つけること」です。
撫でられるのが好きな子もいれば、遊ぶのが好きな子もいます。ひとりでゆっくりするのが好きな子もいるでしょう。カミの場合は、遊んだあとにお気に入りの場所でゴロンと横になることがあります。そんな姿を見ると、「ここが好きなんだな」と分かります。
飼い主が「これが癒しになるはず」と決めるのではなく、うさぎの反応を見ながら、その子が喜ぶものを少しずつ見つけていく。それが、うさぎを癒してあげるためのコツなのだと思います。
うさぎを癒すために、飼い主ができること
うさぎを癒してあげたいと思ったら、難しいことをする必要はありません。まずは、普段の生活の中でできることから始めてみましょう。
・静かで落ち着ける環境をつくる(音・温度・隠れられる場所)
・喜んでくれるなら、やさしく撫でる
・一緒に遊ぶ時間をつくる
・その子が興味を示すおもちゃを探す
・好きなことやお気に入りの場所を見つける
・音楽など、落ち着いて過ごせるものを試してみる
どれも特別なことではありません。でも、こうして一つひとつ試していく中で、僕が本当に大切だと感じるようになったことがあります。
それは、この中のどれか一つが「正解」なのではない、ということです。
撫でることも、おもちゃも、音楽も、あくまで入り口にすぎません。本当に大切なのは、それらを試しながら、「この子はこれが好きなんだ」「こうすると気持ちよさそうにするんだ」と、その子自身のことを少しずつ知っていくこと。
うさぎを癒すというのは、結局のところ、うさぎをもっと知っていくことなのだと思います。
いつも僕たちを癒してくれるうさぎ。だから今度は、僕たちがうさぎの好きなことを見つけてあげる。
気持ちよさそうに撫でられている姿。楽しそうに遊んでいる姿。お気に入りの場所でゴロンと横になる姿。そんな姿を見ることができたら、「今日は少し癒してあげられたかな」と思えます。
そして、うさぎが気持ちよさそうにしている姿を見ていると、結局また飼い主の僕まで癒されてしまう。どうやら、うさぎと飼い主の「癒し」は、一方通行ではないようです。
いつも癒してくれるうさぎに、今度は僕たちから癒しを返してあげる。そんな時間を、少しずつ増やしていきたいですね。