うさぎ 日記

うさぎの我慢。目先の欲求に崩れる飼い主。トン・トン

ちょっと前までうちには不機嫌なうさぎがいました。
そりゃ~もう毎日不機嫌で家の雰囲気は最悪でした。

そんな家の雰囲気を悪くさせてたうさぎがカミです。

先日、カミは病院の検査で奥歯が伸びていると指摘され、食生活を改善するよう言われました。それで、いままで1日3回与えていたペレットの回数を2回に減らし、減らした1回をチモシーに変えました。

減らした初日。ペレットの時間なのにチモシー

いつもならこの時間ペレットをあげるのですが、食生活改善の為、ペレットはあげずチモシーをエサ箱に入れました。エサ箱を覗き込むカミ。「こんなのいらねえよ!チモシーじゃねえよ!ペレットだろ!」と激怒しました。しかし俺はカミの歯が心配なのでペレットを絶対に与えませんでした。カミは更に激怒し、エサ箱をひっくり返したり、チモシーを投げつけたりして、もう手には終えませんでした。

数日後・・・・

それから数日が経ち、カミはペレットがなくても暴れなくなりました。「コイツ絶対にペレットくれないな!」って思ったのでしょうね。呆れたのでしょうね。最悪なご主人様と思ったのでしょうね。クソだと思ったのでしょうね。俺は完全にカミに嫌われました。

でもこれでカミの歯が良くなり、健康になってくれるのなら、嫌われるくらい大した問題ではないのです!そう【嫌われる勇気】を持つのです!

チモシー多めの食事にしてから元気になった

チモシー中心の食事にしてから、カミはどんどん元気になってきました。うんちは大きいし、歯の調子もいい。チモシーも与えるとモリモリ食べるようになりました。もう最高です。

よく頑張ってくれたなカミ。俺は好きな時に好きな物を食べれるのに、カミは好きな時に好きな物が食べられない。可哀想な事したかなって思っていたらカミがトッコトッコトッコと傍に寄ってきたのです。

「おい、ご主人様。確かに僕はあなたがくれない限り、好きな物を食べることはできません。だけど正しい、いい事を続ければ必ず大きな見返りが返ってくるのです。僕は大好きなペレットをたくさん食べられなかったけど、その代わりに健康を手に入れる事ができました。毎日お腹が痛い、歯がかゆい、から解放されたのです。あなたはいまどうですか?毎日朝起きたら頭が痛い、体が痛いと言っていませんか?それがなくなった時の事を想像したら嬉しくなりませんか?仕事や遊びに前向きになれたりしませんか?大きな目標を持つと大抵、多少の苦しみはあるはずです。あなたはそれに耐えて明るい未来を掴みたいと思いませんか?」カミが凛とした態度で俺に言っているように見えた。

俺も変わらなければ・・・

俺は台所に行き健康についていろいろ考えていたら、目の前に俺の大好きなチョコレートが1つ置いてあったのです。俺は健康の為に必死で食べないよう我慢していたのですが、大好きなチョコレートが俺に語りかけてきたのです。

「君は毎日毎日ストレスを抱えながらも仕事を頑張っているよね。お疲れさん。この甘さがきっと君の疲れを癒してくれるよ。お1つどうぞ」俺は我慢できずチョコレートを手に取って食べた。チョコレートの甘さが日々の疲れを奪い去ってくれようで幸せを感じた。俺はチョコレートを食べてしまったのだ!健康の事を考えたら食べてはいけないのに。だけど食べた理由は分かる!お前はいますぐ癒されたかったのだろう。

先の欲求よりも目先の欲求

俺は目先の欲求に勝てなかった。なんとも情けない飼い主だ。だけど、このままではカミのご主人様として面子が立たない!

そうだ!健康になる強い意思を持って頑張ろう!

頑張ろう!

頑張ろう!

と思ったが、俺は強い意志は持てそうにないので、食べられない環境に変えて頑張ろう!

俺もケージに閉じこもるぞ!

トン、トン。 カミ~!

カミ
カミ
あ(・。・;どうぞ。となり空いていますよ(・_・)