毎年悩むのが、うさぎの暑さ対策です。

うさぎは暑さに弱く、人間が少し暑いと感じる程度でも体調を崩してしまうことがあります。

わが家でも、

「エアコン以外に何かできないかな」

と思い、テラコッタボードの下に保冷剤を入れる方法を試してみました。

するとカミは予想以上に気に入った様子。

ところが使い続けるうちに、

・冷えすぎないか
・結露しないか
・本当に安全なのか

という不安も出てきました。

この記事では実際に使って感じたことを正直にお話しします。

カミは本当に気に入っていた

f:id:m-danjyo:20161014111146j:plain

暑い日になると、自分からテラコッタボードの上へ行き、長時間くつろいでいました。

見ている限りでは、かなり快適だったのだと思います。

なぜ冷たく感じたのか

使っていたのは、

保冷剤

テラコッタボード

カミ

という構造です。

保冷剤をテラコッタボードの下に置くと、ボード自体がひんやり冷たくなります。

これは、保冷剤の冷たさがテラコッタボードに伝わるためです。

テラコッタは土を焼いて作られた素材で、熱を伝えやすく、触るとひんやり感じる特徴があります。

そのため、保冷剤を直接うさぎに当てなくても、ボード全体がほどよく冷えて、うさぎが気持ちよく休める場所になります。

実際にカミも暑い日になると自分からテラコッタボードの上へ行き、長時間くつろいでいました。

おそらく体を冷たいボードに接触させることで、暑さを和らげていたのだと思います。

でも今なら毎日使うかと言われると少し迷う

当時の私は、

「これは良い暑さ対策を見つけた」

と思っていました。

実際、カミも気持ちよさそうにテラコッタボードの上で休んでいましたし、見ている限り嫌がる様子もありませんでした。

だからしばらくは、

「うさぎも喜ぶし、これはおすすめできる方法かもしれない」

と思っていたのです。

ただ、今振り返ると少し考え方が変わりました。

もちろん、この方法が悪かったと言うつもりはありません。

実際にカミは気に入っていましたし、うまく活用している飼い主さんもいると思います。

それでも、

「毎日これを使うか?」

と聞かれると、今の私は少し迷います。

その理由がいくつかあります。

本当にちょうど良い温度なのか分からない

一番気になったのは温度です。

人間が手で触って、「ひんやりして気持ちいい」と感じても、それがうさぎにとって快適な温度とは限りません。

うさぎは言葉で、

「ちょうどいい」

「ちょっと冷たい」

と言ってくれません。

私たちは行動から推測するしかないのです。

カミは自分から乗っていたので、おそらく嫌ではなかったと思います。

ただ、それが本当に最適な温度だったかどうかは分かりません。

今考えると、その点は少し気になっています。

結露や湿気が少し気になった

もう一つ気になったのが結露です。

保冷剤を使うと、どうしても表面に水滴が付きます。

もちろん私はそのまま使っていたわけではありません。

保冷剤にはタオルを巻き、その上にテラコッタボードを置いていました。

そのため、カミが直接濡れた場所に触れることはありませんでしたし、足元が濡れることもありませんでした。

ただ、それでも少し気になることがありました。

それは、

「このボックスの中の湿度は上がっていないのだろうか?」

ということです。

当時使っていたのは、うさぎが入れる程度の比較的狭い空間でした。

その中に結露した保冷剤と濡れたタオルが入っているわけです。

実際に湿度計で測ったわけではないので断言はできません。

しかし、「狭い空間の中に常に湿ったものがある状態」に少し不安を感じるようになりました。

うさぎは暑さだけでなく湿気にも弱い動物です。

だからこそ、涼しくしているつもりが、逆に湿度を上げてしまっていないだろうか。

そんなことを考えるようになったのです。

また、毎日使うとなると衛生面も気になります。

タオルは結露によって湿りますし、そのまま放置すれば雑菌やニオイの原因になる可能性もあります。

実際にカミの体調が悪くなったことはありませんでした。

しかし、「本当にこれがベストな方法なのかな?」という疑問は少しずつ大きくなっていきました。

エアコンほど安定しない

保冷剤は時間が経つと徐々にぬるくなります。

最初は冷たくても、数時間後には効果が弱くなります。

つまり、冷たさが一定ではありません。

その点、エアコンは部屋全体の温度を一定に保ちやすいという大きなメリットがあります。

うさぎは暑さに弱い動物です。

そのため、今の私は「まずはエアコンによる室温管理」を優先し、保冷剤や冷感プレートは補助的に考えるようになりました。

うさぎ自身が選べる環境が大切だと思うようになった

今は、「冷やすこと」よりも、「うさぎ自身が選べること」の方が大切だと感じています。

例えば、

・テラコッタボード
・普通の床
・少し涼しい場所

を用意しておけば、うさぎは自分で好きな場所へ移動できます。

実際、カミも暑い日は冷たい場所へ行き、寒くなれば別の場所へ移動していました。

飼い主が温度を決めるより、うさぎが選べる環境を作る方が自然なのかもしれません。

今ならこう考える

保冷剤とテラコッタボードの組み合わせは、実際にカミのお気に入りでした。

だから、「意味がなかった」とはまったく思いません。

ただ、今なら私はこれを暑さ対策の主役にはしません。

まずはエアコンで室温を管理する。

その上で、テラコッタボードや冷感プレートなど、うさぎが自由に使える涼しい場所を用意する。

そのくらいの位置づけが安心だと考えています。

実際に使って感じたこと|まとめ

この方法を試した当時の私は、少しでもカミが快適に過ごせる方法はないかと考えていました。

実際、テラコッタボードと保冷剤の組み合わせはカミのお気に入りになりましたし、自分から上に乗って休む姿もよく見かけました。

だから、「意味がなかった」とは今でも思っていません。

ただ、数年経って振り返ると、大切だったのは保冷剤そのものではなく、カミが自分で居場所を選べたことだったのかもしれません。

冷たい場所もある。

少し暖かい場所もある。

隠れて落ち着ける場所もある。

その中から、今日はここがいい。

今はこっちがいい。

と自分で選べる環境です。

人間でも、冷房が効いた部屋から少し暖かい場所へ移動したくなることがあります。

うさぎも同じで、その日の体調や気分によって快適な場所は変わるのかもしれません。

だから今の私は、エアコンか保冷剤か、という考え方ではなく、うさぎが快適だと思う場所をいくつか用意してあげることが大切だと思っています。

その選択肢のひとつとして、テラコッタボードや冷感プレートを使うのは十分アリだと感じています。

まとめ

テラコッタボードと保冷剤の組み合わせは、実際にカミが気に入っていた暑さ対策のひとつでした。

ただし、

冷えすぎないか。

結露による湿気は大丈夫か。

本当に快適な温度なのか。

使っているうちに気になることも出てきました。

だから私は、「これだけで夏を乗り切ろう」とは思いません。

やはり暑さ対策の基本は室温管理です。

そのうえで、テラコッタボードや冷感プレートなどを置き、うさぎ自身が好きな場所を選べる環境を作る。

それが今の私の結論です。

暑さ対策に正解はありません。

でも、カミが気持ちよさそうに寝転がっていた姿を見ると、あの時いろいろ試してみたことは無駄ではなかったと思っています。