【うさぎの子宮がん】血尿を見逃して後悔した私が伝えたい初期症状と予防法
女の子のうさぎを飼っているなら、一度は知っておいてほしい病気があります。
それが子宮がんです。
私は昔、初めて飼ったうさぎを子宮がんで亡くしました。
当時は知識がありませんでした。
トイレに赤い尿が出ていても、
「うさぎのおしっこは赤くなることがある」
と思い込んでいました。
気づいた時には病気が進行していました。
病院へ連れて行った時には、簡単に手術できる状態ではありませんでした。
今でも、
もっと早く気づいてあげられなかったのか
という後悔があります。
この記事では私の体験だけではなく、現在知られている獣医学的な情報をもとに、
・子宮がんとはどんな病気か
・初期症状
・見逃しやすいサイン
・避妊手術による予防
・病院へ行く目安
を詳しく解説します。
うさぎの子宮がんとは?
うさぎの子宮がんは、正確には「子宮腺癌(しきゅうせんがん)」と呼ばれる病気です。
子宮の内側にできる悪性腫瘍で、進行すると肺などへ転移することもあります。
特に避妊手術を受けていないメスうさぎで多く見られる病気として知られています。
獣医学の研究では、年齢とともに発症リスクが上昇することが報告されています。
そのため多くのエキゾチックアニマル診療を行う動物病院では、若いうちの避妊手術を推奨しています。
なぜ子宮がんは怖いのか
一番怖いのは、かなり進行するまで元気に見えることです。
私が飼っていたうさぎもそうでした。
普通に走る。
普通に食べる。
いつも通り遊ぶ。
だから大丈夫だと思っていました。
しかし実際には病気が進行していました。
うさぎは体調不良を隠す動物です。
野生では弱った姿を見せると外敵に狙われるため、本能的に異変を隠そうとします。
そのため、
「元気そうだから大丈夫」
は非常に危険な判断になることがあります。
子宮がんの主な症状
血尿
もっとも有名な症状です。
ただし問題があります。
うさぎの尿は正常でも、
・黄色
・オレンジ色
・赤茶色
になることがあるからです。
そのため、
「赤い尿=全部異常」
ではありません。
逆に、
「いつもの赤い尿だと思っていたら血尿だった」
ということもあります。
次のような場合は受診をおすすめします。
・赤い尿が続く
・血液の塊がある
・トイレに血が付着する
・排尿時に痛そう
排尿時間が長くなる
これは見逃されやすい症状です。
私のうさぎも今思い返すと、トイレにいる時間が長かった気がします。
排尿のたびに違和感や痛みがあると、何度も姿勢を変えたり、長く座ったりすることがあります。
陰部からの出血
子宮の病気が進行すると、陰部から出血することがあります。
トイレ以外の場所に血が付いていたら注意が必要です。
食欲低下・元気消失
病気が進行すると、
・食欲低下
・体重減少
・活動量低下
などが見られます。
ただし初期には見られないことも多いため、これらの症状が出てからでは病気が進んでいる可能性があります。
病院へ行く目安
次の症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
・血尿が疑われる
・排尿時に痛そう
・排尿回数が増えた
・陰部から出血している
・元気がない
・食欲が落ちている
・体重が減っている
子宮がんだけではなく、
・膀胱炎
・尿路結石
・腎臓病
などの可能性もあります。
見た目だけで判断することはできません。
診断方法
一般的には
・問診
・触診
・レントゲン検査
・超音波検査
などを組み合わせて診断します。
特に超音波検査は子宮の状態を確認する上で重要です。
また転移の有無を調べるために胸部レントゲンを行うこともあります。
治療方法
基本的な治療は子宮と卵巣の摘出手術です。
いわゆる避妊手術と同じ部位を摘出しますが、がんの場合は病気の進行状況によって難易度が変わります。
早期発見であれば良好な経過が期待できます。
しかし転移している場合は治療が難しくなることがあります。
だからこそ早期発見が重要なのです。
子宮がんを予防する方法
現在もっとも有効な予防法は、若いうちの避妊手術です。
避妊手術を行うことで、子宮腺癌のリスクを大幅に減らすことができます。
ただし手術には麻酔リスクもあります。
年齢や体調によって適切な時期は異なるため、うさぎ診療に慣れた獣医師と相談して決めることが大切です。
私が今でも後悔していること
あの子は最後まで元気そうに見えました。
いつものように遊び、いつものようにご飯を食べていました。
だから私は安心していました。
でも今思えば、小さなサインは出ていたのです。
トイレの時間が長かった。
尿がおかしかった。
少しだけ様子が違った。
それでも、
「大丈夫だろう」
と思ってしまいました。
そして気づいた時には病気が進行していました。
うさぎは我慢強い動物です。
苦しくても、
痛くても、
最後まで普段通りに見せようとします。
だからこそ飼い主が気づかなければなりません。
毎日のトイレ掃除。
毎日の食欲。
毎日の行動。
それらの小さな変化が命を救うことがあります。
もし今この記事を読んでいる方のうさぎが元気だったとしても、
「こんな病気もあるんだ」
と知っておいてください。
私と同じ後悔をする飼い主さんが、一人でも減ることを願っています。